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ヒメアノ~ル2回目


はーーーーーーーーーーやっぱりつらい。
つらいのわかってるのにまた見たい。なんだろうこれ。
原作未読だったから映画見たら読もうかと思ってたけどやめた。
なんとなく、このままでいたい。

 

 

 

以下ネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 


この映画白で始まって白で終わるんだな。とても優しくて淡い色。
クレジットの『MORITA Go』は何度見ても震える。


森田って基本的にいつでも飄々としてるしダラっとしてるし無気力な感じなのに殺すときだけ全力なのね。
無計画で何も考えてないようで、邪魔だなってなったら急に全力。いやまぁ本当に人殺そうと思ったら、あれくらい全力にならないとできないんだろうけどさ。*1
どこにそんな気力あったの??なんでそんなに頑張らなきゃいけないの??
すごい全力で包丁突き刺してるのに殺意が無い感じがとってもきもちわるい。明確に殺意を表すセリフや場面が無い。
だって予告で流れていた「死ねって言ってんだろ!!!!!」っていうセリフは、森田が誰かに向けたものじゃなくて自分に聞こえていた幻聴だもの。

ずっと飄々としていたのに最後岡田と対峙するところから感情がぶわっと出てくるんだよなぁ。幻聴以外で森田が叫んだり誰かに感情をぶつけるのは最後だけ。
前記事で、岡田が謝ったときに「居たっけ?」と答えたところは他と違った気がすると書いたけど、幻聴が聞こえるほどあの頃に囚われているのに覚えてないわけないじゃない??
「こんなこともうやめよう」って言われて「お前ら殺したらやめてやるよ」って言ってるのに殺さないのはなぜ?
ここまでの行動みてたら連れていかないでさくっと殺してほっていけばいいのに、そうじゃないのはなぜ?

告白しようと思うと安藤に言われてユカと付き合ってることを暴露する岡田。
安藤は、騙してたんだな!!みたいなことを言っていたけど、流されて嘘ついて相手に悪いとか言いながら自分の都合の良いように取り繕って結局相手を傷つけてるのは岡田。
撃たれた安藤を見舞ったときに「親友だよね」って言われて「もちろん」と答えた岡田。
そうやって高校生の森田を裏切って取り返しのつかない傷をつけたんでしょ!?
過去でも現在でもクズだな岡田。
1番その辺に居そうなのが腹立つ。1番身近に居そうだから1番嫌い。

最初に岡田とカフェで再会したときの森田のセリフ、高校生の頃の森田と同じ声のトーンだったのがなんかもうすごいきつい。
高校生の声はラストにしか出てこないから2回目最初から声に実感してぐさっとくる。*2

あとトランクスの演出がすごく良かった。あのほっそい足が、あの頃で時が止まってしまっているような・・・そんな感覚にさせられる。
過去の高校生の重要な場面でトランクスが出てくる。とても印象的なシーン。*3
現在の殺しの場面でも何回も出てくる。ラストシーンもトランクスだ。そうか囚われてるんじゃなくて森田はあの頃から何も変わってないのか。


いくら考えたところで森田正一のことはやっぱり理解できないし擁護もできないけど、どうしても最後のシーンで泣いてしまう。
つらい。
つらい。
いっそのことあのまま終わってほしかった。
あんな笑顔の「また遊びに来てよ」を見せられたらつらいしかない。*4

ムロさんはこう言っていたけど・・誰も救われないラストだとわたしは感じてしまう。
あの笑顔が頭から離れない。何でもないときにふと思い出して泣きそうになる。
森田がキャッチコピーの『めんどくさいから殺していい?』を貫き通してくれていたらこんなに泣くこともなかったんだろうか。

*1:森田正一は殺しのプロでもなければ鍛えたりしてるわけでもない

*2:河島殺しのところもまだ高校生だけど違う

*3:岡田に裏切られ、クラスメイトの前で自慰させられる森田

*4:もっと他に良い言葉あるんだろうけどつらいしか出てこない病